残そう、笹百合
- 2019/06/28
- 21:00
山道でササユリ(笹百合)の花に出会いました。撮影場所は言わない方がいいのかな?
種子を持ち帰るならまだしも、球根から根こそぎ持ち帰る人がいるらしいですから。
私が子どもの頃は、山裾などにササユリはふつうにたくさん見られました。
それがいまは激減しています。その原因の一つは、里山の崩壊にあると言われています。
ササユリの種子が発芽して初めて花を咲かせるまでに、最低7年、10年近くかかるそうです。
その間、地面に日光が当たらないとササユリは成長できません。
下草がうっそうと茂る林ではササユリは成長できないのです。
つまり、「おじいさんは山へ柴刈りに・・・」がササユリの繁殖を手助けしていたわけです。
葉っぱがササの葉っぱに似ているからササユリ。確かにササに似ています。
雌しべは1本、雄しべが6本ですが、なぜかこれ↑雄しべが3本しかありませんでした。
珍しいとなると、盗掘する者が現れます。
さらにシカとイノシシの食害です。シカが地上部を食べ、イノシシは球根を食べます。
中部地方以西にしかない日本の固有種です。何とか守りたいものです。
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