取ってクレソン
- 2019/06/26
- 21:00
出石城の下を流れる谷山川の中にオランダガラシ(和蘭辛子)が大きな塊をつくっています。
オランダガラシという和名よりも、フランス語でクレソンと言ったほうがわかりやすいと思います。
肉料理の皿の上に乗っているクレソンです。もちろん食べられます。
ヨーロッパ原産で、世界中に広がり、極めて強い繁殖力のため問題になっています。
クレソンはキャベツと同じアブラナ科の植物です。
モンシロチョウがたくさん飛び交い、花で吸蜜したり、葉っぱに産卵したりしています。
モンシロチョウの雌は羽に灰色の部分の面積が広いので、雄とすぐに区別できます。
葉っぱに止まっている雌のところへ雄がやって来ましたが、雌はすでに交尾を済ませているようです。
お尻を上げて「お断り」のポーズです。
たいていの雄は、このポーズですぐに離れていきますが、この雄はかなり執拗でした^^
どこの世界にもしつこいヤツがいるものです。
谷山川では、毎年、中学生や高校生を含む地元の方がクレソン取りをされています。
クレソンが繁茂しすぎて、在来種が駆逐されたり、水路を塞ぐおそれがあるためです。
「クレソンを取ってください」という看板も立っています。
出石に来られる観光の皆さん、在来種保護のため、治水のため、そして今夜の食事のために、お土産にクレソンをたくさんお持ち帰りください。無料です^^
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