種子ができない夾竹桃
- 2019/06/16
- 21:00
暑くなってくるとキョウチクトウ(夾竹桃)の暑苦しい花が咲きます。
キョウチクトウの「キョウ(夾)」は挟むこと、物の間にまじること。
葉っぱがタケに似ていて、花がモモに似ているということで、タケとモモの間ということです。
原産地はインドです。
被爆地にいち早く咲いた花として広島市の花に指定されています。
尼崎市の花でもあります。台風で市の南部が海水に浸かったときも花を咲かせたということです。
いずれも困難な状況の人々に希望を与えたのがこの花でした。
大気汚染にも強いということで高速道路にもよく植栽されています。とにかく逞しい植物です。
花の中央に毛むくじゃらの雄しべがあります。雌しべはその奥に隠れています。
立派な雄しべですが、この花粉を運搬する昆虫が日本にはいません。
そのため日本ではキョウチクトウの種子ができないのだそうです。
日本のキョウチクトウはすべて挿し木で殖やしたクローンなのです。
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