水無月の空木
- 2019/06/01
- 21:45
ウツギ(空木)の花は卯月(旧暦4月)に咲くので卯の花と呼ばれます。
でも、けっこう長く咲いています。皐月でも水無月でも見られます。
飛んできたのはナミホシヒラタアブ。アリも蜜を求めてやって来ています。
ウツギは茎の中心部が中空であることからの命名です。
曲げやねじりに対する応力は表面付近で大きくなるので、中心部は詰まっていなくても強度を保つことができます。ウツギの材料力学です。
金属バットの中が空洞でも大丈夫なのと同じ理屈です。コンクリート製の電柱だって中空です。
ウツギの花には、雄しべが10本、雌しべが3、4本あります。
雄しべの花糸が凝っています。白い花糸に翼がついていて幅広です。
そして、その先端は裃をつけたみたいに角張っています。よく見ると、繊細な花なのです。
茎を中空にしてできた材料をこんなところに使っているのかもしれません。
↓1日1回ポチッとよろしくお願いします。大変励みになっています。
このブログの写真の無断使用をお断りします。
- 関連記事
-
-
白い花にいらっしゃい 2019/06/03
-
野薊の作戦 2019/06/02
-
水無月の空木 2019/06/01
-
豚菜と紋黄揚羽 2019/05/29
-
花弁のような雄しべ 2019/05/28
-
スポンサーサイト