川の濁りを考える
- 2019/05/09
- 21:00
毎年、この季節になると川が濁ってしまいます。原因は田んぼの代かきです。
水が濁っているということは田んぼの土が流出しているということです。
田んぼの栄養が流出し、川の富栄養化を招きます。除草剤などの農薬も流出します。
スッポンも視界が悪くて困っているようです。
先日、京都府のある町で「私たちは田の濁り水を川に流しません」という趣旨の立て看板を見ました。
調べてみると、あちこちで代かき後の濁り水を川に流さない取り組みが行われていました。
婚姻色のダイサギも、カメたちも困っています。
愛媛県は「四万十川を守るため、水田の濁り水を流さないようにしましょう!」とホームページで呼びかけ、「浅水代かきの方法」を紹介し、推奨しています。
四万十川といえば高知県の川かと思ったら、愛媛県に端を発する広見川という支流がありました。
下流の清流を守るために上流が努力するという愛媛県の取り組みに敬意を表したいと思います。
水生昆虫などを餌とするキセキレイも困っています。
川に暮らす生きもののためにも、流域に暮らす人間のためにも、清流・円山川を守りたいものです。
それは米、野菜、果物、肉などの但馬ブランドを高めることにもつながります。
そのためには上流を含めた但馬地域全体で取り組む必要があります。
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