蕨の蜜
- 2019/04/25
- 21:00
神鍋高原にワラビ(蕨)を採りに行ってきました。
雨上がりのスキー場にはワラビがニョキニョキ。
あまり歩き回ることもなく、短時間でスーパーのビニール袋に半分くらい採ってきました。
ワラビはシダ植物ですから、根・茎・葉の分化があります。
でも、根と茎は地下にあります。
地上に出ているのはすべて葉っぱで、茎のように見えるのは葉柄です。
葉っぱの先は柔らかいのでクルッと丸まって、傷つかないように地上に顔を出して伸びてきます。
ワラビにはアリがついていることが多いので、これを振り落としながら採ります。
アリがやって来るのは、ワラビが蜜を出すからです。シダ植物なのに・・・。
アリがウロチョロしていると、ワラビの葉っぱを食べようとするガの幼虫などがつきません。
柔らかい葉っぱを害虫から守るワラビの作戦です。
ワラビを調理するとき虫食いを気にしなくていいのは、このアリたちのおかげなのです。
蜜を求めてやって来るのはアリだけではありません。ハエもやって来ます。
↑上の写真で、ハエがいるところが一番蜜が出る蜜腺のようです。
他にも葉っぱの分枝しているところに黒っぽい点があり、これも蜜腺だと思われます。
イエバエとよく似ていますが、イエバエより小さいハエです。
ヒメイエバエの仲間でしょうか? よくわかりません。
ん? ひょっとして近年外国から入って来たというワラビヒメイエバエかな?
詳しい方がいらっしゃったら教えてください。
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