花粉を運ぶのは誰?
- 2019/04/20
- 21:00
これは1週間前のアケビ(木通、通草)の花のつぼみです。
アケビは雌雄同株ですが、雌雄異花です。つまり、同じ株に雌花と雄花が咲きます。
上の写真の右側の大きく淡紫色の花が雌花、左側の小さい花が雄花です。
先端に雄花がまとまってつき、基部のほうから長い花柄を伸ばして雌花がつきます。
今朝見ると、雌花も雄花も開花していました。
花弁はなく、花弁のように見えるのは3枚のガクです。
雌花には雌しべが6本前後。柱頭は花粉がつきやすいように粘液を分泌しているようです。
こちらが雄花。雄しべが6本です。
アケビがどのようにして受粉するのか、実はまだよくわかっていないのだそうです。
人工的に同じ株の花粉を付けても実りにくいそうですから、別の株の花粉が運ばれてくるはずなのですが、蜜腺がないので蜜を求めてやって来る昆虫はいません。
花粉を食べにやって来る昆虫がいるのかもしれませんが、花粉の量も少ないようです。
第一、花粉が目当てなら、雄花には行っても雌花には積極的には訪花しないはずです。
それでも、秋には美味しい果実が実ります。
いったい誰がどうやって花粉を運んでいるのやら。
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