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慎ましくて個性的、春蘭

元職場の先輩にシュンラン(春蘭)が自生している場所を教えてもらいました。

いつもの散歩コースの林の縁なのですが、よほど注意して見ないと見つけられません。

実際、これまでまったく気づかずに通り過ぎていました。


IMG_3146.jpg


シュンランは日本の代表的な野生ランで、春の妖精(スプリング・エフェメラル)の代表です。

ひっそりと慎ましく咲いていました。下から見上げるとカッコイイのです。


IMG_3131.jpg


それにしても面白い形の花です。紅紫色の斑点がある白い花びらが唇弁。

その上に覆いかぶさっている緑色のものも花びらで、2枚の側弁です。

隠れていますが、側弁の下側に合着した雌しべと雄しべがあります。

側弁の外側の3枚がガクです。花弁よりもガクのほうが大きくて立派です。

花を支える花茎の周りには、透き通るベールをまとっているみたいです。さすがは春の妖精。


IMG_3135.jpg


唇弁は先端が後ろ側にくるりと巻き込んでいます。

ヒトの顔がみんな違うように、唇弁の紅紫色の斑点は花ごとに異なります。

愛好家がシュンランに魅せられる気持ちがよくわかります。


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丹馬

Author:丹馬
落語と授業の合い間に生き物を中心とした写真を撮っています。
兵庫県の北部・中部がおもなフィールドです。

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