慎ましくて個性的、春蘭
- 2019/04/05
- 21:00
元職場の先輩にシュンラン(春蘭)が自生している場所を教えてもらいました。
いつもの散歩コースの林の縁なのですが、よほど注意して見ないと見つけられません。
実際、これまでまったく気づかずに通り過ぎていました。
シュンランは日本の代表的な野生ランで、春の妖精(スプリング・エフェメラル)の代表です。
ひっそりと慎ましく咲いていました。下から見上げるとカッコイイのです。
それにしても面白い形の花です。紅紫色の斑点がある白い花びらが唇弁。
その上に覆いかぶさっている緑色のものも花びらで、2枚の側弁です。
隠れていますが、側弁の下側に合着した雌しべと雄しべがあります。
側弁の外側の3枚がガクです。花弁よりもガクのほうが大きくて立派です。
花を支える花茎の周りには、透き通るベールをまとっているみたいです。さすがは春の妖精。
唇弁は先端が後ろ側にくるりと巻き込んでいます。
ヒトの顔がみんな違うように、唇弁の紅紫色の斑点は花ごとに異なります。
愛好家がシュンランに魅せられる気持ちがよくわかります。
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