雌から雄へ、猩々袴
- 2019/04/01
- 21:00
バイカオウレンの花期はそろそろ終わり、変わってショウジョウバカマ(猩々袴)が花盛りです。
バイカオウレンと同様にショウジョウバカマも春の妖精の1つに挙げられることもあります。
でも、夏に枯れるわけではないので、厳密にはスプリング・エフェメラルではありません。
花茎がすっくと立ち上がり、地表の葉っぱはロゼット状になっています。
この葉っぱの重なりを袴(はかま)に見立てての命名でしょう。
ショウジョウ(猩々)は「もののけ姫」にも登場します。赤い架空動物です。
でも、ショウジョウバカマの花は赤色というよりは紅紫色のものが多いと思います。
変異は多くて、淡い色のものから濃い色のものまでさまざまです。
中には、こんな白色のものもあります。
咲き始めは雌性期で、まず雌しべが伸びてきます。
このとき、雄しべの葯は紅紫色をしていて、まだ花粉を出していません。
しばらくすると、雄性期に変わります。
花粉があふれ出し、雄しべの葯は白っぽくなっています。
雄性期には花びらが開き、花びら6枚の花が集まっていることがよくわかります。
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