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個性的な山延胡索

春の妖精(スプリング・エフェメラル)と呼ばれる植物はたくさんあります。
ケシ科の中で春の妖精と呼ばれるのが、このヤマエンゴサク(山延胡索)。

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花びらは4枚ですが、上側の花びらが大きく、後ろに突き出して距(きょ)をつくっています。
距の中に蜜線があって蜜を分泌します。
蜜を求めてやって来たハナバチたちは、花の奥まで頭を突っ込んでいきます。
そのときに花粉をハチのからだにくっつけ、運ばせようという作戦です。

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ヤマエンゴサクは変異が豊かです。
花の色も、淡い青紫色のものから濃い赤紫色のものまでさまざまです。

IMG_2652.jpg

花の角度もさまざまで、距が横を向いているもの、ほとんど垂直に反り返っているものもあります。

IMG_2661.jpg

不思議な形をしたヤマエンゴサクの花。
近づいてよく見ると、とっても可愛く思えます。

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丹馬

Author:丹馬
落語と授業の合い間に生き物を中心とした写真を撮っています。
兵庫県の北部・中部がおもなフィールドです。

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