個性的な山延胡索
- 2019/03/31
- 21:00
春の妖精(スプリング・エフェメラル)と呼ばれる植物はたくさんあります。
ケシ科の中で春の妖精と呼ばれるのが、このヤマエンゴサク(山延胡索)。
花びらは4枚ですが、上側の花びらが大きく、後ろに突き出して距(きょ)をつくっています。
距の中に蜜線があって蜜を分泌します。
蜜を求めてやって来たハナバチたちは、花の奥まで頭を突っ込んでいきます。
そのときに花粉をハチのからだにくっつけ、運ばせようという作戦です。
ヤマエンゴサクは変異が豊かです。
花の色も、淡い青紫色のものから濃い赤紫色のものまでさまざまです。
花の角度もさまざまで、距が横を向いているもの、ほとんど垂直に反り返っているものもあります。
不思議な形をしたヤマエンゴサクの花。
近づいてよく見ると、とっても可愛く思えます。
↓1日1回ポチッとよろしくお願いします。大変励みになっています。
このブログの写真の無断使用をお断りします。
- 関連記事
スポンサーサイト