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一輪ずつ咲く二輪草

春の妖精と呼ばれる花が続きます。
きょうは、その代表とも言えるニリンソウ(二輪草)です。

IMG_2444_20190328090216b5f.jpg

1本の茎から2本の花茎が伸びてそれぞれ1輪ずつの花をつけるのでニリンソウ。
でも、いまの時期、上の写真のような2輪が咲いたものは少なくて、たいてい片方はつぼみです。

IMG_2443.jpg

2輪の花の開花時期をずらすことによって、受粉可能な期間を延ばそうということでしょう。
昆虫の少ない時期に花を咲かせるニリンソウの作戦だと思います。
ところで、ニリンソウの花粉を運んでくれる昆虫は誰なのでしょう。
花の中央にたくさんの雌しべがありますが、蜜は分泌しないのだそうです。
とすると、蜜が目的のチョウの訪花は期待できません。
花粉が目的のハナバチの仲間が来るのかなと思ってしばらく待っていました。
しかし、気温が低いためか、誰も来てくれません。

IMG_2434.jpg

唯一、種類までわかりませんが、小さな昆虫が雄しべについていました。
これが花粉を運ぶとは考えにくいですが・・・。

IMG_2438.jpg

でも、きっと誰かがやって来るのです。
ニリンソウの花の上でクモが獲物を待ち構えていましたから・・・。
カニグモの仲間でしょうか。それにしても目立ちますねぇ、このクモ。

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コメント

Re: No title

> 野付ウシさん
コメントありがとうございます。ミドリニリンソウは北の方だけでしょうか? 私は見たことがありません。いろいろ変異が多い花は楽しいですね。

No title

こんにちわ。ニリンソウは好きな花の一つです。山歩きと野山の花が趣味なので、この花はたくさん楽しませてくれます。花期が比較的長いのと変異が多い花ですから、ミドリニリンソウも毎年楽しみにしています。
コチラでは4月末から開花です。

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丹馬

Author:丹馬
落語と授業の合い間に生き物を中心とした写真を撮っています。
兵庫県の北部・中部がおもなフィールドです。

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