悪しき実
- 2019/03/21
- 21:00
きょうは春分の日、彼岸の中日です。
お墓参りのときに持参してお供えするのがシキミ(樒)です。
我が家のほうではシキビと言いますが、シキミが訛ってシキビだと思います。
シキミはいまが花盛り。淡い黄色の花を咲かせています。
優しい色合いですが、シキミの実は植物で唯一劇物に指定されているくらい有毒です。
「悪しき実」のアが取れてシキミとなったとか。ホントかどうかは知りません。
実だけでなく、花も葉っぱも根も茎も有毒です。
シキミの葉っぱを傷つけると抹香の匂いがします。
我々にはいい香りですが、獣はこの匂いを嫌がるのだそうです。
土葬の時代、この匂いで獣がお墓を荒らすのを防ぐ効果があったとか。
これも、ホントかどうかは知りません。でも、説得力はあります。
花の中央に雌しべが8本。そのまわりに雄しべがたくさんあります。
父は「シキビの花盛りなんて縁起が悪い」と、花を全部取ってお供えします。
でも、まわりのお墓を見ると、どのお墓も花を付けたままお供えしてあります。
どうやら、父だけのルールのようです^^
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