続・仏の座の作戦
- 2019/03/13
- 21:00
このところのポカポカ陽気が一転して、きょうは雪やみぞれが降りました。
本格的な春はすぐにはやって来ないようです。
さて、3月5日付の投稿で、昆虫に対するホトケノザ(仏の座)の作戦を紹介しました。
今回は、その続編です。お時間に余裕がありましたら、3月5日付の記事も合わせてお読みください。
きょうの写真は地味です^^
ホトケノザの花のつぼみです。
頭がふっくらとして濃い赤紫色になっているつぼみはこれから開花します。
ところが左側の頭がほっそりしていて、赤紫色の頭の下が白っぽくなっているつぼみがあります。
これがきょうの主役です。このつぼみは開花しません。閉鎖花といいます。
閉鎖花に対して、開花する花を開放花といいます。
開放花が目立ちますが、閉鎖花もかなりたくさんあって、これ↑はほとんどが閉鎖花です。
閉鎖花の内部には雌しべと雄しべがあって、この状態ですでに自家受粉が完了しています。
こちら↑はもう種子ができています。
開放花はハニーガイドで巧みに昆虫を誘って他家受粉を行い、閉鎖花は昆虫が訪れない季節でも自家受粉を行って、確実に子孫を残そうというホトケノザの2段構えの大作戦です。
ホトケノザの花は小さいけれど、そのたくましさに感心してしまいます。
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