銀色ふわふわ
- 2019/03/01
- 21:00
風は冷たいのですが、春の陽射しです。
小佐川の中州や川岸にネコヤナギの花が春の表情を見せはじめました。
触ると気持ちがいいふわふわ感。ネコの尻尾と同じ感触です。
植物にとって、日光と水が得られることは、生きていく上で重要なポイントです。
でも、日当たりがいいと乾燥してしまうし、湿り気があるところは日当たりが悪いのがふつうです。
ところが、日当たりが良くて水が豊富なところがあるんですね。それが川の中州や川岸。
そこに適応したのがネコヤナギです。
ずっと水に浸っていても根腐れしないし、洪水でも折れないしなやかさ。
成長が早いので素早く根を張り、少々の増水でも流されない逞しさ。
過酷な環境ではありますが、日光と水に不自由せず、したたかに生きています。
ネコヤナギの根元では、エビやカニなどの水生生物がすみかを提供してもらっています。
そのおかげで魚たちも、そして鳥たちも生きていけることになります。
護岸工事にネコヤナギを積極的に利用するネコヤナギ工法というのがあるそうです。
生物多様性のために、もっともっとネコヤナギが注目されてもいいと思います。
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