早くも開花、大犬の陰嚢
- 2019/02/07
- 21:00
きょうも温かく、早くもオオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)が咲いています。
同じ土手で比較すると、昨年より2週間早いです。
オオイヌノフグリは陽が当たって温度が高いときだけ開花します。
つまり、昆虫が活動する温度になると開花するしくみになっています。
ほんとは合弁花ですが、花びらが4枚あるように見えます。
花ごとに色の濃さが違いますが、同じ花でも4枚の花びらの大きさと色が微妙に違うんです。
大きい花びらは色が濃く、小さい花びらは色が薄くなっています。
1本の雌しべをはさんで、その両側に雄しべが2本あります。たった2本です。
群青色の雄しべの葯から白い花粉がこぼれだしています。
オオイヌノフグリにやって来たハチなどの昆虫は、この雄しべを足場にして蜜を吸います。
2本の雄しべの形と配置は、昆虫の足場になりやすいようになっているのです。
そして、昆虫のからだに花粉が付着しやすいようになっています。
小さな花に、素晴らしい智恵が詰まっているオオイヌノフグリでした。
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