早春の花の智恵
- 2018/02/21
- 21:00
道端にオオイヌノフグリの可憐な青い花を見つけました。
まだ少ししか咲いていませんし、花びらを広げてもいませんが、春を感じます。
オオイヌノフグリは秋に芽を出して、冬のうちに地面をはうように広がっていきます。
他の植物が茂らないうちに、地面を覆い、さっさと花を咲かせ、種子をつくります。
春の終わりには枯れて、種子で夏を過ごすのです。
春に芽を出し、秋に枯れて、種子で冬を過ごす植物と比べると、半年ずれています。
こうすることで、背が低くても十分な陽射しを浴びられるわけです。
しかし、冬に地面を覆うと、寒さ対策が必要になります。
寒さ対策の1つは、葉っぱの糖度を増すこと。
糖がたくさん溶けていると、凍りにくくなります。凝固点降下ってやつです。
もう1つの寒さ対策は、葉っぱや茎を細かい毛で覆うこと。
霜や雪に直接触れることを避けられます。
小さなからだにいっぱい智恵の詰まったオオイヌノフグリです。
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