綿毛の智恵
- 2019/01/02
- 21:00
セイヨウタンポポは真冬でも見られます。
1年中、花を咲かせ、種子を風に乗せて飛ばしています。
パラグライダーのような形の方が風に乗りやすいのかと思ったら、そうでもないようです。
航空力学的には綿毛の方が適度に空気が抜けて、安定した飛行ができるのだそうです。
人間のつくり出すものは、まだまだ自然の力にはかないません。
滞空時間が長いということはそれだけ、広い範囲に種子をばら撒けるということです。
広い範囲にばら撒けば、それだけ適当な場所に落ちる確率が上がるということです。
でも、綿毛の役割は、滞空時間を長くすることだけではありません。
仮に、瓦屋根の上に落ちたり、アスファルトの上に落ちたりした場合に、その力を発揮します。
乾燥した場所では、綿毛のおかげでまた風に乗って別の場所に移動できるのです。
そして、湿り気のあるところに落ちると、そこに定着することができるのです。
自然の智恵には、感心することばかりです。
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