山柿の作戦
- 2018/12/12
- 21:00
山ですっかり葉っぱを落としたカキノキを見つけました。
しかし、よく見かけるカキノキとはずいぶん違って、果実がとっても小さいのです。
直径3cmか、それより小さいくらいです。ヤマガキと呼ばれています。
人里に植えてあるカキノキの原種とも言われています。
カキノキは奈良時代に中国から渡ってきたそうで、その子孫が山に自生しているのかもしれません。
カキノキにはいろんな品種があり、雑種もできるので、ほんとのところはよくわかりません。
ヤマガキは渋柿です。そもそも中国からやってきたのは渋柿だったそうです。
甘柿は後から日本でつくり出された品種だと言われています。
渋いとヒトだけでなく、鳥もタヌキもサルも手を出しません。
食べてもらわなければ種子の散布ができないのに、なぜ渋いのでしょう?
おそらく種子が成熟するまで食べられないようにするためではないかと想像しています。
渋柿といえども、熟した柿の果実=熟柿(じゅくし)は渋が抜けるので食べられるようになります。
「それまで待ってネ!」というヤマガキのサインではないかと思うのです。
そろそろ食べられそうな色になってきましたが、辺りに鳥の姿はありませんでした。
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