紅葉2018・その2
- 2018/10/30
- 21:00
ずいぶん前にトンネルが開通したため、もうほとんど車が通らなくなった峠道を走ってみました。
その道端で、とっても色鮮やかに紅葉した木を見つけました。
帰宅して調べてみて、ヤマコウバシ(山香ばし)だとわかりました。
クスノキの仲間で、葉っぱを揉むと強い香りがするので、ヤマコウバシというのだそうです。
さっそく揉んでみたら、なるほど香ばしい匂いがします。
この木、とっても不思議な植物です。
雌雄異株ですが、日本には雌株ばかりで、雄株はないらしいのです。
なのに、ちゃんと↓このように果実ができて種子ができるんです。
紅葉するとしばらくして落葉するのがふつうですが、ヤマコウバシは春まで落葉しません。
冬の間も葉っぱをつけているので、「落ちない!」ということで受験生のお守りになるとか。
でも、春になると落ちるんですけれど・・・。
常緑樹とは何かというと、「1年中緑色の葉っぱが見られる樹木」です。
1枚の葉っぱに注目すれば、それが落ちないわけではなくて必ず寿命があります。
クスノキの葉っぱの寿命は1年と少し。でも、木全体としては常に緑色ですから常緑樹です。
一方、落葉樹の多くは、春に新しい葉っぱをつけ、秋に紅葉し落葉します。
紅葉したまま葉っぱを春まで落とさないヤマコウバシは、常緑樹と落葉樹の中間的な存在です。
↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。「拍手」もよろしく!
このブログの写真の無断使用をお断りします。
- 関連記事
-
-
赤い果実・その4 2018/11/02
-
潮風に向かう若狭浜菊 2018/11/01
-
紅葉2018・その2 2018/10/30
-
謎だらけの野葡萄 2018/10/27
-
紅葉2018・その1 2018/10/26
-
スポンサーサイト