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野郎花?

いつもの散歩コースの道端に生えているオトコエシです。

オミナエシに対して、それよりも茎が太く、毛深く、逞しいのでオトコエシだそうです。

漢字で書くと「男郎花」。オミナエシ(女郎花)に対しての表記です。

「女郎」は江戸時代は遊女の意味ですが、平安時代は一般に女性を表す言葉だったそうです。

で、その場合、「女郎」の対義語は「野郎」ですから、「野郎花」と書くべきかと…。


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花の下でカマキリが待ち伏せしています。チョウセンカマキリでしょうか。


IMG_5490.jpg


川面をバックに逆光で撮影したら、背景だけを白黒にしたような写真を撮ることができました。


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古語で、「おみな」は年配の女性のことで、対義語は「おきな」です。

だから、本来の表記は「をみな」(少女)であったと思われます。

でも、「をみな」の対義語は「をぐな」(少年)です。

また、「をとこ」(若い男性)の対義語は「をとめ」(若い女性)です。

だから、このオミナエシとオトコエシを対にして考えるなら、「ヲミナエシ」というなら「ヲグナエシ」といい、「ヲトコエシ」というなら「ヲトメエシ」といわねばなりません。


ややこしい話ですみません。名前の由来にちょっと疑問を感じただけです。


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Author:丹馬
落語と授業の合い間に生き物を中心とした写真を撮っています。
兵庫県の北部・中部がおもなフィールドです。

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