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秋海棠の騙しのテクニック

シュウカイドウ(秋海棠)は中国原産で江戸時代に日本にやってきたそうです。

日陰で湿り気の多いところに野生化しています。

最近やってきたベゴニアと同じ仲間ですが、シュウカイドウは別格の扱いです。


IMG_4632.jpg


シュウカイドウには、雄花と雌花があります。同じ株に雄花と雌花が咲きます。

横から見て、花びらの後ろに何もないのが雄花↑です。

横から見ると、花びらの後ろに大きな三角形の子房がついているのが雌花↓です。


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横から見ると大きく異なる雄花と雌花ですが、正面から見るととてもよく似ています。

ピンクの花びらが4枚(…に見えますが、大きな2枚はガクです)。

そして、その中央に黄色い塊があることは共通です。

実はこの「雄花と雌花がよく似ている」というのがシュウカイドウの作戦なのです。


IMG_4661.jpg


雄花↑の中央の黄色い塊は雄しべの葯です。昆虫たちに花粉を提供してくれます。

ところが、雌花には蜜がありません。もちろん花粉もありません。

だから、昆虫が雌花にやってきても何も得るものがないのです。

そこで、雌しべ3本をさらに2つに分けて6個の黄色い塊をつくります。

この雄花とよく似た雌花↓で、昆虫を騙そうというわけです。

(この花は花びらが1枚落ちています。なぜか、とても落ちやすくなっているようです。)


IMG_4663.jpg


蜜なしで昆虫を誘き寄せるシュウカイドウの省エネの騙しのテクニック。

なかなかの知恵者です。


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