山路のホトトギス
- 2018/08/26
- 21:00
ホトトギスと言っても鳥ではなく、植物のホトトギスです。
花びらにホトトギスの胸のような斑点の模様があります。
何種類かの仲間がありますが、これはヤマジノホトトギス。
扇ノ山に向かう山道で見つけました。まさに山路のホトトギスです。
6本の雄しべが寄り添って立ち上がり、反り返ってその先に葯をつけます。
斑点の模様がある雌しべの先は3つに分かれ、さらに2つに分かれて、雄しべの上を覆います。
ハナバチなどが雌しべの基部にある蜜を吸いにやってくると、花びらを足場にします。
このとき、雄しべの葯の花粉が訪問者の背中にくっつくことになります。
ところが、このヤマジノホトトギスの花にやってきたのは、カメムシの仲間です。
ステンドグラスのような綺麗な翅をもったアカアシカスミカメ。
蜜を吸っている様子はありませんが、こんなところに止まられても花粉をつけることができません。
2匹は雄と雌でしょうか。何をしているのでしょう。
しばらく見ていましたが、じっとしたままで動く様子がありませんでした。
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