二段露草
- 2018/08/20
- 21:00
ツユクサの花には3枚の花びらがあります。上の2枚は大きくて青色、下の1枚は小さくて白色です。
6本の雄しべと1本の雌しべがあります。
6本の雄しべのうち3本はXの形、真ん中の1本はひっくり返ったYの形をしていて、
ふつうの形をした2本の雄しべが長く伸びていて、その間に雌しべが1本あります。
苞からこの花が1つ飛び出して咲き、午後にはしぼんでしまいます。
これが基本です。
ところが、まれに1つの苞から花が2つ咲いているものがあります。
二段重ねのツユクサです。
四つ葉のクローバーを見つけるのと同じような感覚で見つけられます。
この2つの花の構造をよーく見ると、面白いことに気づきます。
上の花には雄しべは6本ありますが、雌しべがないのです。
下の花には雌しべも雄しべもちゃんとそろっています。
すべての二段ツユクサがそうなっているのかどうかはわかりませんが、
きょう見つけた4つの二段ツユクサでは、すべて上の花は雄花、下の花は両性花でした。
二段ツユクサはなぜ生じるのか?
雄花と両性花があるのはなぜか?
苞を開いてみると見えてくることがあるのですが、このあたりでとどめておきます。
夏休みの自由研究のテーマにいかがでしょうか。
ん? もう遅い…かもネ。
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