臭木の性転換
- 2018/08/15
- 21:00
林縁に生えているクサギに花が咲いています。
クサギ(臭木)という名前から悪臭を放つようなイメージを持たれがちですが、そうでもありません。
人によっては嫌いかもしれませんが、葉っぱをもむとビタミン剤のような匂いがします。
クサギには病害虫がつかないそうです。この匂いの物質が関係しているのかもしれません。
花は、葉っぱとはまた別の匂いを発します。こちらはジャスミンのようないい香りです。
この香りでアゲハチョウやスズメガを招きます。
白色く丸いのはつぼみです。その下にある赤っぽいのはガクです。
ガクから長く突き出して白い花びらが開きますので、赤と白の花が2段になっているように見えます。
クサギの花が開花すると、まず雄の時期です。
4本の雄しべがピンと伸びています。雌しべは未成熟で花びらの下に垂れています。
ところが、翌日には、一転して雌の時期になります。
雌しべがシャキッと直立し、雄しべがしおれて丸まってしまいます。
つまり、2日間で雄から雌への性転換が起こるのです。
3日目には花びらもしおれて、雌しべだけが残ります。
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