糊に、煙管に
- 2018/08/12
- 21:00
山道沿いの林縁にアジサイのようなノリウツギの花が目立ちます。
たくさんの小さな両性花と大きな装飾花がひとかたまりになって、枝先に突き出ています。
装飾花は4枚のガクが花びらのようになっていて、これで昆虫たちを招きます。
ウツギ(空木)という名前がついていますが、枝や茎の中心部は完全な空洞ではありません。
白いスポンジ状の髄になっています。
昔は、ノリウツギの根っこや幹の髄をくり抜いて、煙管(キセル)やパイプにしたんだそうです。
樹皮に含まれる粘液を和紙をつくるときの糊(のり)として利用したので、ノリウツギ(糊空木)です。
昔の人は、植物の性質をよく知っていて、いろんなことにうまく利用してきたんですね。
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