fc2ブログ

記事一覧

花筏

落語に「花筏」というネタがあります。

病気の大関・花筏に代わって提灯屋の徳さんが地方巡業に出かける噺。

この大関の名前の「花筏」はどこから付けられたのか、定かではありませんが、

たぶん、サクラの花びらが散って水面に帯状に浮かぶ様を表す「花筏」からの命名だと思います。


IMG_3034.jpg


さて、この植物もハナイカダといいます。

葉っぱの中央に花が咲きます。葉っぱを筏に見立てたところからの命名です。

雌雄異株で、雄株には雄花が、雌株には雌花が咲きます。

雄花は複数の花がつきますが、雌花はふつう1つだけです。


IMG_3037.jpg


花期は5~6月で、いまは果実が黒く熟してきています。


IMG_3042.jpg


命名者に聞いてみないとわかりませんが、僕は、果実を船頭さんに見立てたのではないかと思います。

筏には船頭さんが付きものですが、花は船頭さんに見立てにくいものですから。


↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。「拍手」もよろしく!

植物・花ランキング
このブログの写真の無断使用をお断りします。

関連記事
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

丹馬

Author:丹馬
落語と授業の合い間に生き物を中心とした写真を撮っています。
兵庫県の北部・中部がおもなフィールドです。

いらっしゃい!

ご訪問、ありがとうございます。