風雪に耐える南国の植物
- 2018/02/03
- 21:00
ご近所の庭に植えてあるシュロ(ワジュロ)です。
大きな葉っぱの上に雪をたくさん乗せて、とっても重そうですが、折れません。
シュロは見た目の通り、南国の植物です。ヤシ科ヤシ属です。
なのに、こんな雪の中で生きてます。成長してます。かなりの耐寒性を備えています。
熱帯では、叩きつけるようなスコールがあります。強烈な台風もやってきます。
それに耐えるために、厚く丈夫な葉っぱには大きな切れ込みがあります。
また、この葉っぱを支える葉柄は断面が三角形で頑丈です。
葉柄は幹から直接伸びています。枝がないから折れにくいんです。
熱帯の風雨に耐える構造が、温帯の風雪にも耐える力を与えたようです。
最近、山の麓の林の中など、人が植えたとは思えない場所にシュロを見かけることがあります。
ヒヨドリなどがシュロの種子散布に貢献しているようです。
九州南部以外でシュロが自生していないのは、幼木が冬を越せなかったためと言われています。
しかし、いまや都市部だけでなく、雪国でもシュロの幼木が成長できるようになりました。
シュロの耐寒性のためでけでなく、地球温暖化の影響が十分に考えられます。
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