淡い紫陽花
- 2023/06/04
- 21:00
アジサイ(紫陽花)の咲き始めの淡い色が好きです。


はじめは緑色ですが、徐々にクロロフィルが分解されていきます。
淡い黄色になったところで、花びらのように見えるガクが淡い紫色になっていきます。
紫色はアントシアニンの色です。
クロロフィルは葉緑体の中の色素、アントシアニンは液胞の中の色素。
これから徐々にアントシアニンが増えてきて、花の色が濃くなっていきます。
アントシアニンを多く作るかどうかは遺伝子によって決まります。
アントシアニンは液のpHによって、青色(酸性)←紫色(中性)→赤色(塩基性)と変わります。
また、アジサイの花の色は植物体中のアルミニウムの濃度の影響も受けます。
さらに、リンの濃度や水分量の影響、浴びた光量の影響も受けるんだそうです。
そのため、すぐ隣のアジサイでも微妙に色が違っているんでしょう。
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