秋の七草2018・その3
- 2018/07/28
- 21:00
「葛根湯医者」という小噺があります。
頭痛の患者にも腹痛の患者にも漢方の葛根湯を処方し、
足が痛いという患者にも、そして、その付添いにも葛根湯を出すという噺。
この葛根湯は、クズの根っこを乾燥させてつくります。
風邪や下痢に効き、鎮痛作用があるということですから、葛根湯医者がいても無理はなさそうです。
子どもの頃、クズを採ってきてヤギに食べさせるのが私の日課でした。
毎日、一輪車に山盛りのクズの葉とつるを採ってくると、ヤギが美味しそうに食べてくれました。
そのヤギの乳を搾るのも私の日課でした。
濃厚なヤギの乳を飲んでいたので、市販の牛乳はとっても薄く水っぽく感じたものです。
クズの花は下から順に咲いていきます。今年は例年より開花が早いように思います。
下のほうはもう終わった花、先のほうはまだつぼみです。
昔は、食料、飼料、薬用として利用してきたので、人が刈り取っていました。
いまは刈り取られることもなく、その旺盛な繁殖力で木々を覆い尽くしてしまいます。
さんざん利用してきたのに、いまや迷惑な雑草扱い。
クズが聞いたら怒りそうです。
↓1日1回、ポチッとお願いします。大変励みになっています。「拍手」もよろしく!
植物・花ランキング
このブログの写真の無断使用をお断りします。
- 関連記事
-
-
花筏 2018/08/03
-
秋の七草2018・その4 2018/07/31
-
秋の七草2018・その3 2018/07/28
-
鱓、靱、靫…みんなウツボ 2018/07/27
-
秋の七草2018・その1 2018/07/23
-
スポンサーサイト