垣通しと髭長花蜂
- 2023/05/01
- 21:00
カキドオシ(垣通し)の花にヒゲナガハナバチの仲間がやって来ました。
ニッポンヒゲナガハナバチ(日本髭長花蜂)だと思います。
シロスジヒゲナガハナバチ(白筋髭長花蜂)かも知れません。
触角が長いのでヒゲナガですが、長いのは雄だけ。これは雌です。
カキドオシの花の下唇には、濃い紫色の斑点模様があります。
これが蜜標(ネクターガイド、ハニーガイド)で、この奥に蜜がありますよ!という案内板。
花の中には、細かい白い毛が生えています。
そして、上唇に1本の雌しべと4本の雄しべがあります。
この花はいま、雄しべの花粉が成熟している雄性期。雌しべは未熟です。
蜜を求めてヒゲナガハナバチが花の奥に頭を突っ込んでいきます。
このとき、ヒゲナガハナバチの頭に雄しべの葯が触れているはず。
白い毛は、ハチの足場になるし、ハチの頭を葯のほうへ押し上げています。
確実にハチに花粉を運ばせるための巧いしくみです。
こちらは雌性期の花。雌しべが伸びています。
花の入り口で、ハチの頭や背中に付いた花粉を受け取れるようになっています。
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