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植物学の日

きょう(4月24日)は「植物学の日」。
日本の「植物学の父」と言われる牧野富太郎先生の誕生日にちなんで制定されました。
といっても、何か面白いイベントが開催されているという話も聞かないのですが・・・。

牧野先生が命名された植物の中には、珍しい植物だけでなく、とっても身近な植物もあります。

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例えば、このハルジオン(春紫菀)。
秋に咲くシオン(紫菀)に似ている花で、春に咲くことからハルジオン。
北米原産で、1920年頃に日本に渡来し、牧野富太郎先生が命名されました。
いまや日本全国に分布を広げ、どこでも見られる植物になっています。

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このハルジオンとよく混同されるのがヒメジョオン(姫女菀)。
↑花をこうして並べてみると、違いがよくわかります。
ハルジオンは花びらが細くて、幅が1mmもありません。ヒメジョオンの花びらは太めです。
他にも、ハルジオンは茎の内部が空洞になっているとか、葉っぱが茎を抱くようについているとか、つぼみがうつむいているとか、いろんな違いがあります。
でも、いちばんわかりやすいのは、花期がハルジオンは4~5月、ヒメジョオンは6~10月であることです。
つまり、いま、咲いているのは、ハルジオン!・・・・・・と、思っていました。

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ところが、きょう見つけてしまいました。花を咲かせているヒメジョオンを。
ヤマトシジミが吸蜜中でした。

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葉っぱは茎を抱かず、茎の内部に空洞がないことも確認しました。
つぼみは下を向いているものもありましたが、多くはうつむいていませんでした。
これ、ヒメジョオンですよね。どうして4月から咲いてるの?

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Author:丹馬
落語と授業の合い間に生き物を中心とした写真を撮っています。
兵庫県の北部・中部がおもなフィールドです。

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