白い猩々袴
- 2023/04/09
- 21:00
スプリング・エフェメラル(春の妖精)の1種のショウジョウバカマ(猩々袴)。

猩々というくらいですから、赤い花が基本だと思います。
しかし、白色、ピンク色、淡い紫色、濃い紫色、赤紫色などがあります。
その中から、きょうは白いショウジョウバカマをピックアップしてみます。

4つの花がまとまってついている
↑まだつぼみですが、雌しべが長く突き出ています。
雌性期です。つぼみの時期でも、雌しべは他花からの花粉を受け取ることができます。
一方、雄しべの葯は濃い紫色で、まだ成熟していません。
6つの花がまとまってついている
↑開花しました。1つの花に6枚の花びら(正確には、花びらとガク)があります。
雄性期になり、雄しべが伸びてきて、葯から花粉が放出されています。
しかし、成熟している葯と未熟な葯が混在しています。
3つの花しかない。ちょっと珍しい。
↑雄しべがさらに長く伸びてきて、雌しべとほぼ同じ長さになっています。
すべての葯が成熟し、もう葯が落ちてしまった雄しべもあります。
このように、ショウジョウバカマは雌性先熟です。
しかし、雌性期と雄性期が完全に分けられているのではなく、かなり重なりがあるようです。
したがって、花粉の運搬を昆虫に頼りながらも、自家受粉も可能なのではないかと思われます。
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