いつもの春なら、エドヒガン(江戸彼岸)、ヤマザクラ(山桜)、ソメイヨシノ(染井吉野)の順に咲きます。
しかし、今春は、ヤマザクラとソメイヨシノが同時に咲きました。
しかも、三分咲きとか五分咲きとかの時期がなくて、開花から一気に満開になったような気がします。
3年ぶりに樽見の大桜を見てきました。国指定の天然記念物です。

エドヒガンですが、標高が高いので平地のソメイヨシノと同じ頃、例年なら4月上旬に咲きます。
今年はいま、もう満開です。
日本で10指に入る巨木、古木のため、ジャングルジムのような支柱で支えられています。
江戸時代、出石藩の藩主が好んで花見に訪れたのだそうです。
出石藩の儒学者・桜井勉が樹齢1000年を越えるというので、「仙桜(せんざくら)」と命名したそうな。
それが1823年のことだから、そのとき樹齢1000年なら、いまは樹齢1200年ということになります。
樹勢回復のための治療のおかげで、今年もみごとに花を咲かせてくれました。
大桜の下で、全国の巨木巡りをしているというオジサンに出会いました。
青森から鹿児島までいろいろな巨木を見てきたそうで、ここに来るのは2回目だそうです。
そのオジサンがこの大桜を見て、「これはもうお化けだね!」
畏敬の念を抱くほど、崇高で神秘的な存在だということが言いたかったのだと思います。
所在地:兵庫県養父市大屋町樽見
アクセス:北近畿豊岡自動車道の養父ICから県道6号を西へ約9.3km。車で17分。
樽見の集落から案内表示にしたがって山道を登ると駐車場に到着。
駐車場から約400mの坂道を登る。
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