山猫の目草の雌しべ・雄しべ
- 2023/03/13
- 21:00
この花も春の訪れを告げてくれます。
ヤマネコノメソウ(山猫の目草)です。
ヤマとつきますが、山中ではなくて、道端の石垣、林縁の水路に生えています。
丸っこい葉っぱに囲まれて、10個くらいの花がついています。
1個の花は直径5mmくらい。花びらはなく、黄緑色のガクから雄しべ、雌しべが出ています。
花の1つをアップしてみます。
雄しべは4本。黄色い葯から花粉がたくさんこぼれています。
図鑑には「雄しべは8本」とか「雄しべは8本、まれに4本」などとあります。
しかし、我が家の近所ではほとんど4本です。
雌しべは2本。周りと同じ色をしているので見つけにくいです。
↑この写真の花では、左上と右下の雄しべのすぐ内側に雌しべがあります。
異なる段階の花が3つ並んでいました。
①左側 雄しべが未成熟の状態。葯が黄色でふっくらしていて、まだ花粉を出していません。
雌しべは雄しべの下に隠れています。
②右側 雄しべが成熟した状態。白い花粉を放出しています。
左右の雄しべの内側に雌しべが見えます。柱頭に花粉がついています。
③中央 雄しべが花粉を出し切った状態。上下に白く見えるのは雌しべです。
左右の雄しべよりも、上下の雄しべがかなり萎縮しています。
100個くらいの花を調べましたら、1つだけ↑こんな花がありました。
雄しべが6本の花です。「雄しべは4本、まれに6本」・・・^^
2本ずつ成熟の程度が異なります。
雌しべのそばの雄しべが最も早く成熟するようです。
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