春の妖精2023・その2
- 2023/02/11
- 21:00
早春に花を咲かせ、木々の葉が茂る頃には枯れて、1年の大半を地下で過ごす植物がいます。
それがスプリング・エフェメラル、春の妖精と呼ばれる植物たちです。カタクリ、イチリンソウ、セツブンソウなどがその代表種です。

京丹波町の「わち山野草の森」でバイカオウレン(梅花黄蓮)に出会いました。
↑こんな落ち葉の多い森の中で、早春に花を咲かせます。
5枚の小葉を1年中つけているので、厳密にはスプリング・エフェメラルではありません。
でも、早春に出会える可愛い花なので、僕は勝手に春の妖精の仲間に入れています。
セツブンソウ(節分草)よりやや遅く咲くと思っていたのですが、
ここではバイカオウレンのほうがセツブンソウよりも早く咲いていました。
地域によって違うのでしょうか。
セツブンソウと同じキンポウゲ科です。
この仲間には、ガクが花びらよりも大きく目立つものが多いようです。
花びらは小さくて、先が黄色い蜜腺になっていて、くぼみに蜜がたまっています。
その内側に雄しべがたくさん、雌しべも複数あります。数は決まっていないようです。
「わち山野草の森」 所在地:京都府船井郡京丹波町坂原シヨガキ5
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