白膠木の果実
- 2022/12/30
- 21:00
夏の終わりに白い花を咲かせ、秋にきれいな紅葉を見せてくれたヌルデ(白膠木)。

いまは、葉っぱをすっかり落とし、果実だけが枝先に垂れ下がっています。

ヌルデはウルシの仲間。白い樹液を食器などの塗料に使ったので、ヌルデ(塗る手)だそうです。
漢字で「白い膠(にかわ)の木」と書くのもそのあたりからの命名でしょう。
果実のまわりに白いものが付着しています。
雨でかなり流れてしまっていますが、白くないものでも舐めるとしょっぱいのです。
その正体は、リンゴ酸カルシウムです。
昔は塩の代わりに使っていたそうです。
現代は、吸収のいいカルシウムとしてトクホのサプリメントで売られているくらいの物質です。
ツグミやヒヨドリなどの鳥たちも、これをカルシウム源としても接種しているのではないかと思います。
鳥たちが食べているところを撮りたいと思ったのですが、思うようにはなりませんでした。
いずれまた。
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