雪上の足跡・日本野兎
- 2022/12/27
- 21:00
来年の干支は「卯」。つまり、ウサギです。
日本の固有種の野生のウサギを、ニホンノウサギ(日本野兎)といいます。
「うさぎとかめ」「因幡の白うさぎ」「かちかち山」などに登場するのは、ニホンノウサギでしょう。
それだけニホンノウサギはとっても身近で親しみのある動物です。
でも、実際にニホンノウサギを見た人は案外少ないのではないかと思います。
カイウサギ(飼兎)はアナウサギを原種とする家畜で、ニホンノウサギとは別種ですから。
私もニホンノウサギを見たのは数回しかありません。
鳴き声も出さないし、保護色をしているし、隠れ上手だし・・・。
でも、この季節は、足跡でその存在を確かめることができます。
きょう、神鍋で出会ったニホンノウサギの足跡です。あちこちにいっぱい見られます。
結構たくさん生息していることが推察できます。
ウサギの足跡は、トン(前足)・トン(前足)・パッ(両方の後足)です。
↑この写真では、奥から手前に向かっています。
↑こちらは反対に、手前から奥に向かっています。
後足と次の前足の距離がずいぶん長いので、後足に力を込めてかなり飛んだようです。
ウサギの前足の指は5本ですが、↑この写真では前足の指は3本しか確認できません。
5本のうち1本は地面につきませんし、後足ほど力を入れないので、跡が残りにくいのでしょう。
それに対して、後足のほうには力が入っているのがわかります。
↑この場合、特に左の後足に力が入っているので、やや右の方向に飛んだのかな?
↑こちらはゆっくり進んだみたいで、間隔が狭いし、前足2つの跡がほぼ重なっています。
ウサギの姿が見えなくても、その動きを想像すると、姿が見えてくるような気がします。
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