濠の赤浮草
- 2022/12/22
- 21:00
篠山城には3つの馬出があり、そのうち東と南の2つが現存しています。
馬出というのは、城門の外にある防衛施設で、城門に入る前のチェックポイントです。

特に、篠山城の南馬出は規模も大きく、歴史上貴重な遺構とされています。
その南馬出のまわりに濠があります。
その濠が↓この通り、赤紫色に染まっています。

アカウキクサ(赤浮草)の仲間です。
この仲間には、在来種と外来種があって、見た目では区別がつきません。
在来種は絶滅危惧種ですし、外来種は特定外来生物に指定されている厄介者です。
まぁ九分九厘、外来種の方だと思われますが…。
カルガモ(軽鴨)にとっては餌が豊富でいいかもしれません。
しかし、これだけ水面を覆うと、水中の植物プランクトンや水草は光合成ができません。
濠の水中に棲む動物たちにも影響が出てきそうです。
見た目にも、あまりいい風景とも思えません。貴重な遺構が台無しです。
何とかしたいのですが、どうしたらいいでしょう?
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