師走の道端・仏の座
- 2022/12/08
- 21:00
師走の道端に咲く花の第2弾は、ホトケノザ(仏の座)です。
図鑑には、ホトケノザの花期は3~6月と紹介されていることがほとんどです。
でも、いまもこうして咲いています。
そして、ホトケノザもまた、昆虫に頼らない繁殖を行っています。
きのう紹介したヒメジョオンとはまた別の作戦で。
それは、閉鎖花による自家受粉という作戦です。
ホトケノザには2種類の花があります。ふつうの花(開放花)と閉鎖花です。
ホトケノザの花のつぼみに、真っ赤な大きなつぼみと、ちょっと小さなつぼみがあります。
小さなつぼみが閉鎖花です。つぼみのままで自家受粉をして種子をつくります。
閉鎖花は、昆虫を招く必要もないので、花びらも不要です。実に省エネ。
開放花は、昆虫による他家受粉のための花。
昆虫の訪花が少ないこの時期は、閉鎖花の自家受粉で少しでも多くの子孫をつくろうというわけです。
師走の道端は、したたかな植物たちに満ちています。
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