丹波霧
- 2022/12/03
- 21:00
きのうは比較的温かかったのに、今朝は放射冷却で今シーズン初めて氷点下になりました。
こんな日は、濃霧に包まれます。
今朝の丹波市氷上町付近。これを「丹波霧」と呼んでいます。
加古川沿いに延々と続く桜並木がすっかり霧の中。
川面から湯気が立ち上っているのがわかります。
水は温まりにくく冷めにくいので、水温はきのうの高い状態を維持します。
一方、気温は、晴れると放射冷却によって一気に下がります。
お風呂と同じで、水温が高く、気温が低いと、水面から湯気が立ち上るのです。
霧が発生しやすいのは、この地域の寒暖差が激しいことの現れ。
霧がもたらす適度な湿り気が、マツタケの生育には不可欠なのだそうです。
クリが甘くなるのも激しい寒暖差のおかげ。
丹波松茸、丹波栗、黒豆、丹波大納言小豆、山芋、などなど。
この地域の独特の気候風土が、美味しい食材と豊かな食文化を生み出してきました。
ありがたや、丹波霧。
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