厚化粧ではない半夏生
- 2022/07/03
- 21:00
夏至の日から数えて11日目とその日から5日間を半夏生(はんげしょう)といいます。

今年でいうと、7月2日から6日です。
その頃に咲くのでハンゲショウ(半夏生)。

葉っぱの一部が白くなり、半分化粧をしているみたいだからハンゲショウ(半化粧)。
ハンゲショウが咲く頃だから、この時期を半夏生というのだ!と、いろいろ説はあるみたいです。
どっちが先かわかりませんが、花期は6~8月と長いので、この時期だけではありません。
花穂の基部から順に小さな花を咲かせていきます。
雄しべはふつう6本、雌しべの先は4裂しています。花びらはありません。
花びらの代わりに花の近くの葉っぱを白く目立たせて昆虫たちにアピールしています!
…と言われているのですが、チョウやハチがハンゲショウに来ているのを見たことがありません。
半分だけでなく、1枚の葉っぱの大部分を白くしている場合が多いようです。
白くなるしくみは、葉っぱの表側の細胞中のクロロフィルを分解してしまうからです。
花期が終わるとクロロフィルを合成し、葉っぱは緑色に戻ります。
けっして白い粉をたくさん塗りつけて白くなっているのではありません。
厚化粧とは異なります…^^
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