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雄性期の浜防風

今年度は海辺の高校の授業に行かせてもらっていますので、浜辺の植物がよく登場します。
きょうはハマボウフウ(浜防風)の花です。
どこの海岸にでもあるものだと思っていたら、最近は激減しているそうです。
近隣では、石川県、福井県、岡山県などで準絶滅危惧種に、大阪府では絶滅危惧Ⅰ類に指定されています。

IMG_2425.jpg

砂浜から浜辺のマツ林の林床にも生えています。
防風林とは何の関係もなく、漢方薬になるボウフウに似ていることからの命名だそうです。
これぞクチクラ層!というようなテカテカとつやのある肉厚の葉っぱです。
ゴボウのような長い根を地中深くまで伸ばしています。

IMG_2430.jpg

↑これはつぼみ。白い小さな花が密に集まっています。
花のかたまりの外側から順に咲いていきます。

IMG_2426.jpg

小さな花びらが5枚、雄しべが5本。
雄性先熟で、まずは雄しべが成熟します。葯は濃い紫色です。
蜜や花粉を求めてアリがやって来ます。
雌性期の花については、また後日。

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Author:丹馬
落語と授業の合い間に生き物を中心とした写真を撮っています。
兵庫県の北部・中部がおもなフィールドです。

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