地縛と蜜蜂
- 2022/05/15
- 21:00
いつでも撮れると思うと、ついつい後回しになってしまいます。

よく見かけるのに、このブログでは初登場のジシバリ(地縛)です。

タンポポ(蒲公英)の花に似ていますが、舌状花の数が少なくて15~20個くらい。
5本の雄しべの葯が合体して筒状になり、その真ん中から雌しべが伸びてきます。
そのとき、雌しべは花粉を持ち上げてきます。
雌しべの花柱が伸びきると、先端の柱頭が2裂してクルッと曲がります。
蜜を求めて、ニホンミツバチがやって来ました。顔は花粉だらけです。
ミツバチは次々とジシバリを訪花し、ポリネーター(送粉者)としてはたらきます。
ポリネーターが来てくれればいいですが、来てくれない場合にはジシバリは奥の手を使います。
クルッと巻いた雌しべの柱頭をさらに巻いて、花柱についている自分の花粉を受粉させます。
ほんとは他家受粉がいいのですが、できなければしかたなく自家受粉というわけです。
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