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姫裏波蛇目の目玉模様

一日中、ほとんど曇り。暑くも寒くもなく、空気が爽やかな一日でした。
きょうのウォーキング中にたくさん出会ったのは、ヒメウラナミジャノメ(姫裏波蛇目)。

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道端や草原、林の縁などで普通に見られるジャノメチョウです。
翅の表にも裏にもジャノメ、つまり目玉模様があります。
↑この個体は、後翅の表面に左右各2個の目玉模様がありますが、3個、4個の個体もあります。
普通に見られるということは、種として繁栄しているということです。

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後翅の裏側には5個の目玉模様がありますが、中には6個のものもいます。
淡黄色の縁取り、黒色の中に淡青色の部分もあって、ほんとうに目玉のようです。
この模様がヘビや鳥の目玉に見えて、天敵がひるむのだという説があります。
しかし、それなら2個でいいはずです。こんなにたくさんは要りません。
私自身、この目玉模様でギョッとしたことは一度もありません。

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天敵に頭ではないほうに注意をひきつけ、致命傷を負わないようになっているという説もあります。
そうかもしれませんが、目玉模様がないほうが目立たなくていいような気がします。
そもそも、この目玉模様は生存に有利にはたらいているのでしょうか?

IMG_9616.jpg

ヒメウラナミジャノメとよくにたウラナミジャノメという蝶がいます。
翅の裏側の波模様は同じですが、後翅の目玉模様の数が違うのです。
ヒメウラナミジャノメはふつう5個、ウラナミジャノメはふつう3個です。

1.jpg
↑ウラナミジャノメ 「昆虫エクスプローラ・昆虫図鑑」から拝借。

目玉模様が生存に役立っているならウラナミジャノメも繁栄するはずですが、絶滅危惧Ⅱ類です。
後翅の目玉模様は5個がよくて3個がダメということはないと思うのですが・・・。

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Author:丹馬
落語と授業の合い間に生き物を中心とした写真を撮っています。
兵庫県の北部・中部がおもなフィールドです。

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