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酸葉の雌花・雄花

道端のスイバ(酸葉)に花が咲いています。
スイバは知っていても、この小さな花をじっくり見た人は少ないのではないかと思います。

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スイバは、ヨーロッパでは野菜として食べられているそうです。
葉っぱを食べると酸っぱいからスイバですが、正直なところ、私は食べたことがありません。
イヌのオシッコがかかっていそうなところに生えているものですから・・・^^

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スイバには雄株と雌株があります。↑こちらが雄株の雄花。
雄花の直径は3mmくらい。その割に大きな葯が6個あります。
ちょっと揺らすと、たくさんの白い花粉が煙のようにフワーッと飛び散ります。

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一方、↑こちらが雌株の雌花。
花の直径は雄花よりも小さくて2mmくらいです。
1つの雌花に柱頭が3個あって、その先は糸状に細かく分かれています。
風に乗って運ばれてきた花粉を受け止めやすくなっています。

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↑団扇のような形をしているのは、雌株の若い果実です。

スイバには、X染色体とY染色体(Y染色体、Y染色体の2本)があります。
常染色体が12本で、雌株は12+XX、雄株は12+XYが基本です。
つまり、雌株は染色体数14本、雄株は15本ということになります。
被子植物にも性染色体があることが最初に発見された植物です。
それは1923年のこと。来年、スイバの性染色体発見100周年です。

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丹馬

Author:丹馬
落語と授業の合い間に生き物を中心とした写真を撮っています。
兵庫県の北部・中部がおもなフィールドです。

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