千に一つもあだはない
- 2018/06/20
- 21:00
たまには野菜の花も。
ナスの花です。
「親の意見と茄子(なすび)の花は千に一つもあだはない」といいます。
親の忠告は必ず役に立つからよく聞きなさい…ということなのですが、
親の意見はともかく、ナスの花にもあだ花はあります。
蕾で落ちてしまったり、花が咲いても実を結ばずに落ちてしまったり…。
バナナのような色と形をしているのが雄しべです。その先端に2個の花粉の出る穴があります。
5本の雄しべに囲まれて中央に白い雌しべが1本あります。
雄しべの花粉の出る穴と雌しべの柱頭がすぐそばにあります。
だから、風で花がちょっと揺れるだけで、花粉が雌しべの柱頭にくっつき、自家受精が起こります。
そのため、他の植物に比べるとあだ花が少なく、実を結ぶ率が高いのでしょう。
昆虫に頼らずに自力で受粉することもできますが、昆虫による他家受粉も行われます。
小さいけれどきれいな花を咲かせていますので、ハチやハエなどの昆虫たちがやってきます。
それを狙って、アマガエルが待ち伏せをしておりました。
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