野梅
- 2022/03/09
- 21:00
学生時代、落語の喜公のセリフで「すごい!」と言ったら、師匠に叱られました。
「そんな言葉は江戸時代にはない!」と。
江戸時代の噺を、完全に江戸時代の言葉で表現する必要はありませんし、できません。
しかし、お客さまに違和感を感じさせる表現をしてはいけないという師匠の教えでした。
先日、若手の噺家さんが古典落語で「ヤバイ!」と言ってました。違和感、あり過ぎです^^
こちらは野梅(やばい)系のウメです。
ウメにはたくさんの品種がありますが、花を観賞する花梅と果実をとる実梅に分けられます。
そして、花梅はさらに、野梅系、緋梅(ひばい)系、豊後(ぶんご)系に分けられます。
このうち、野梅系というのは、原種に近い系統。本来の野生に近いウメです。
野梅系のウメは、花びら5枚。花びらと花びらの間からちょこっとガクが見えます。
雄しべが50本くらいで、雌しべが1本。
裏側から見ると、5枚のガクも花びらと同じような、梅鉢紋の形をしています。
とっても香り高いのが特徴です。
ウメの花の写真は難しいですね。
枝が混み合っていて、スッキリした背景の写真がなかなか撮れません。
青空を背景に撮ってみようとしたのですが、きょうは白っぽい青空でした。
そこで、黒っぽい背景で撮ってみたのですが、ムム・・・いまいち。
白梅が綺麗に撮れたらスゴイんですが、スゴク難しい被写体です・・・^^;
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