雌性先熟の素心蝋梅
- 2022/01/11
- 21:00
雪を背景にソシンロウバイ(素心蝋梅)の花です。


文字通り蝋細工のような花。
開花したばかりの花では、雄しべが寝るように広がっていて、花粉は出していません。
この段階では、雌しべだけが成熟していて、他所からの花粉を受け入れます。
この季節ですので、昆虫はほとんどやって来ません。
たまに暖かい日があると、ハエの仲間が飛んできます。
花びらが開いてくると、雄しべがだんだん立ち上がってきます。
やがて、雄しべが雌しべに密着するようになると、雄しべが成熟し花粉を放出します。
雌性先熟で、雌性期から雄性期へと変化していきます。
自家受粉を避けようというしくみなのでしょう。
けれど、他家受粉ができなかった場合は自家受粉をするというしくみなのかもしれません。
昆虫の少ない季節に咲く花だけに、二段構えの作戦なのではないかと想像しています。
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