クリーン作戦
- 2018/06/03
- 21:00
先月から道端にオオキンケイギクが目立つようになりました。
ここ数年、オオキンケイギクの勢いが増して、道端がオレンジ色に染まるようになりました。
オオキンケイギクは、繁殖力が強くカワラナデシコなどの在来種に悪影響を及ぼすとして、
外来生物法に基づき、特定外来生物として輸出入、販売、栽培、譲渡などが禁止されています。
このことが知られていないため、庭で育てている家があります。
種子が飛んで来て勝手に生えてきたものを、花がきれいだから刈り取らずにいるだけですが、
それは厳密にいえば、栽培していることになり、外来生物法違反ということになります。
きょうは地区のクリーン作戦の日。地域のみんなで溝の掃除、空き缶やゴミ拾いをします。
でも、最近は空き缶のポイ捨てなどはほとんどありません。
そこで、区長さんが子どもたちに「オオキンケイギクの除去作戦」を指示してくださいました。
オオキンケイギクは草刈り機で刈ってもすぐに生えてきます。だから、根っこから引き抜きます。
オオキンケイギクを生きたまま移動することは禁止されていますから、その場で枯らします。
枯れてからゴミ袋に入れて焼却します。種子がばらまかれる前に引き抜くのが効果的です。
本来、いろんな植物が生えている場所にオオキンケイギクが侵入し、
その旺盛な繁殖力で他の植物を駆逐してしまうと、そこに生活している動物まで影響を受けます。
オオキンケイギクを引っこ抜くことで、子どもたちが地域の環境や生き物のことを考えるきっかけになったことと思います。
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