現の証拠の発射台
- 2021/11/05
- 21:00
7月頃から咲いていたゲンノショウコ(現の証拠)の花もぼちぼち終わりです。
果実ができ、種子を飛ばしたものもあります。
↑この写真には、花とその後のいろいろな段階のものが同時に見られます。
中央のロケットのような形をしたものが若い果実です。
これがこの後、とっても面白い変化をします。
果実の基部に5つの丸い袋があります。この中に1つずつ種子が入っています。
果実が乾燥すると・・・
果実が下のほうから5つに裂けて、パチンと反り返り、種子を弾き飛ばします。
↑手前が飛ばす前、奥が飛ばした後です。
ロケットの形をした部分は、これが飛んで行くのではなくて、いわば発射台です。
飛んで行くのは種子です。2~3mも飛びます。
飛ばし終わった後の形が御神輿の屋根の形に似ています。
だから、ゲンノショウコは別名・ミコシグサ(神輿草)とも呼ばれます。
↑種子が入っていた袋です。上側に向かって開口しています。
わずか約2cmの小さな果実に、子孫を殖やすための巧いしくみが備わっています。
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